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北野書店のつながり
北野書店とかねてからご縁があり、いつも支えていただいている
大切な「つながり」のある方をご紹介します。
かこさとし先生
本名中島哲。1926年福井県武生生まれ。1948年東京大学工学部卒業。工学博士。技術士(化学)。昭和電工株式会社に勤務しながら、1952年から川崎市のセツルメント活動に参加。1973年、会社を退社後、絵本作家として活動。作品は物語絵本、科学絵本、童話、紙芝居など多岐にわたり、総数は約600。土木学会著作賞、日本科学読物賞、児童福祉文化特別賞、菊池寛賞、日本化学会特別功労賞、神奈川文化賞、川崎市文化賞、日本児童文学学会特別賞、日本保育学会文献賞、越前市文化功労賞、東燃ゼネラル児童文化賞などを受賞。2018年逝去。

「大切なことは、子どもたちから教わりました」
かこさとしさんは、600もの作品を残した、国民的絵本作家です。その作品は3世代にわたって読み継がれています。かこさとしさんは、川崎市の古市場で、絵本作家としての活動を開始しました。セツルメント活動を通して子どもたちと触れ合い、子どもたちのために作家活動を始めました。
かこさとしさんは、東京大学時代から、川崎市の古市場でセツルメント活動(住民と親しく触れ合ってその生活の向上に努める社会運動)に参加します。戦争時代を生き、時代に絶望していたかこさとしさんですが、子どもとの触れ合いの中で、人間の無限の可能性、生きる力を再認識します。約500人の子どもと接した体験が、絵本作家としての原点となりました。

女の子を先頭に子どもとセツルメントのメンバーたちが背の順にならびます。左端に立っているのが、若き日のかこさとしさん。

古市場第2公園にあるパネル
藤嶋昭先生
東京理科大学栄誉教授 。東京大学特別栄誉教授(2005年)。川崎市名誉市民(2018年)。酸化チタン(TiO2)の光触媒及び超親水性の発見と研究に大きく貢献し数多くの賞及び勲章を受賞。現在は、東京理科大学栄誉教授、スペースシステム創造研究センター特別顧問。

「目指せ!科学者」
藤嶋昭栄誉教授は光触媒の生みの親であり研究の第一人者です。東京大学大学院に在学中の1967年に、水溶液中の酸化チタン電極に強い光をあてたところ、酸化チタン表面で水を酸素と水素に分解する「光触媒反応」が起きることを発見しました。この現象は共同研究者の本多健一氏の名前と合わせ「本多―藤嶋効果」と呼ばれています。光触媒の汚れ防止や抗菌、空気浄化作用等が、高層ビル、住宅、自動車、鉄道、医療、農業など様々な分野で使用されています。その研究の功績が世界まで広く認められており、毎年のようにノーベル賞候補として名前があがっています。2003年には紫綬褒章、2010年文化功労者顕彰、2017年には文化勲章、2019年には中国政府より中国国家友誼賞を受章。
北野書店にとって藤嶋先生は、川崎という街がつないでくれた大きなご縁です。かこさとし先生をはじめ、北野書店の成長には欠かすことができない数多くのご縁をつないでいただきました。私たちも藤嶋先生のように「川崎から世界」を目指す人たちを、書籍を通じて応援していきます。

小澤俊夫先生
口承文芸学者で筑波大学名誉教授の小澤俊夫先生は、グリム童話など国内外の「昔話」研究の第一人者です。川崎市に拠点を置き、「昔ばなし大学」を全国で開講するなど、昔話の語り口の普及や研究者・語り手の育成に尽力されました。2026年逝去。

「昔話はかたられている時間だけに存在する」
小澤昔ばなし研究所所長、筑波大学名誉教授。1930年中 国長春生まれ。口承文芸学者。グリム童話の研究から出発し、 マックス・リュティの口承文芸理論を日本に紹介。その後、 日本の昔話の分析的研究を行い、昔話全般の研究を進めてい る。1992年より日本各地で「昔ばなし大学」を開講。1 998年、独自の昔話の研究と若手研究者の育成を目的とし て、「小澤昔ばなし研究所」を設立した。著書多数
【かわさきのむかし話を語ろう】
「大人が子どもに語れるように」との思いから、北野書店が出版している『復刻版 かわさきのむかし話』を語れるように先生に再話していただきました。
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